撮ったことすら忘れるスクショは、AIで外部記憶になりつつある スクショを撮っても、人は撮ったことさえ覚えていない。だがAIが中身を読み取り、尋ねれば探し出す仕組みが広がり、スクショは自分の外部記憶として働き始めている。
移植された心臓に臓器提供者の記憶が宿る、物語と科学 心臓移植後に臓器提供者の記憶が移るとする説を検証した論文が、2026年8月に発表された。裏づけはないが、体験は無視できないという。物語と研究の両面からこの体験を読み解く。
デジャビュはどのようにして起こるのか 多くの人が経験するのに、その正体は長く謎のままとなっているデジャビュ(デジャブ/既視感)という現象。脳が二つあるといった素朴な説から、脳の活動を測る実験まで、この奇妙な感覚がどう考えられてきたかをたどる。
脳オルガノイドは時間の経過を記録し、参照する:ハーバード大が5年培養で発達の「記憶」を実証 ヒト脳オルガノイドを5年以上培養した研究が、細胞が自らの発達段階を記録し、参照することを示した。生命は時間の経過をどう書き留めているのか。
記憶を保つのはシナプスの強さではなく「つながり方」:沖縄科学技術大学院大などが人工冬眠マウスで示す 人工冬眠でシナプスの半数以上が消えても、マウスの記憶は保たれていた。沖縄科学技術大学院大学などの研究が、記憶を保つのはシナプスの強さではなく配置である可能性を示した。
好きな人の顔が思い出せない現象を、『MFゴースト』の一場面から考えた 好きな人の顔ほど、思い浮かべようとすると像を結ばない。長年、自分だけの経験だと思っていたこの現象を、漫画『MFゴースト』の一場面をきっかけに追いかけてみた。同じ経験をしている人が他にもいた。
首相のSNS投稿を公文書として扱う法律が、日本にはない 首相のX投稿は行政文書ではない。内閣広報官のX投稿は公文書である。官房長官はそう説明した。扱いを分けたのは投稿の内容ではなく、アカウントが誰の名義かだった。
外部記憶と化したWebから生成AIを通じて情報を取り出すとき、何が起こっているのか 検索によって、Webは事実上の外部記憶と化した。そこから情報を取り出す作業まで、いまは生成AIに頼めるようになっている。だが、その先で、何を答えとするかを選ぶ判断まで委ねてしまってよいのか。
好き嫌いの感情は脳内でどう変わるのか:東京大学が社会性記憶と感情を結ぶ神経回路をマウス実験で解明 特定の相手への好き嫌いは、記憶を貯蔵する場所と感情中枢のつながりが変化することで切り替わる。東京大学の研究グループが、その仕組みを解明した。
「マンデラ効果」として広まった、大勢の他者と共有する記憶違い ピカチュウの尻尾の先は黒くなく、モノポリーのおじさんに単眼鏡もない。それでも世界中の人が同じ誤りを確信している。「マンデラ効果」から記憶の構造を読む。