強いストレスは記憶の「統合」を妨げ、「覚える」ことには影響しない 記憶には「覚える」以外に、経験を結びつけ推論を可能にする「統合」がある。ストレス下ではこの統合が損なわれることが、研究で明らかになった。
痩せても消えない皮膚の「肥満記憶」:減量後も持続する炎症リスクを東北大が解明 減量によって体重や血糖値が正常に戻っても、皮膚の免疫細胞は肥満時の状態を記憶し続ける。東北大学の研究が示したのは、過去は脳の外にも刻まれる、という静かな事実だった。
不快と感じない震災映像でも自律神経は反応する:東北大などが「自覚なき身体的記憶」を心拍変動解析で可視化 東北大学・岩手大学の研究グループは、震災映像の視聴中に身体が静止し、終了後には交感神経が急激に活性化することを心拍変動解析で示した。本人が自覚しない状態でも、身体は反応していた。
全身麻酔中も、海馬は言語を処理し学習する:意識と記憶形成の分離を示す新研究 意識を失った状態でも、海馬は音を識別し、言語の意味を処理し、次の単語を予測していた。全身麻酔下の患者を対象にした実験が、意識と記憶形成の分離を示唆している。
ドーパミン不足がアルツハイマー病の記憶障害を引き起こす:東北大などが従来とは異なるメカニズムを発見 複数の出来事を結びつけて覚える記憶は、ドーパミンという物質なしには作られない。東北大学などの研究グループは、アルツハイマー病ではこのドーパミンの働きが早期から損なわれることを示した。
見ただけで、3週間残る:言語化できない視覚記憶の潜在的な長期持続を実証 数秒眺めただけの無意味な図形が、3週間後の認知判断に影響を与えていた。岡山大学・日本赤十字広島看護大学らの研究が示した、記憶の受動性と潜在性。
1万年保つガラスの記憶媒体。Microsoft「Project Silica」が目指す不変の記録 マイクロソフト リサーチが開発する、ガラス製アーカイブストレージの実現を目指す「Project Silica」が、科学誌Natureに論文を発表した。加速劣化試験による推定で1万年以上のデータ保存寿命を実証したこの技術は、記録媒体の歴史における新たな転換点を示している。
記憶の実体は「構造」だった:金沢大、記憶を司るタンパク質のナノ動態を解明、40年の謎に決着 記憶を司るタンパク質の構造を金沢大学の研究グループが解明。12個のサブユニットが特定の並び方をすることで記憶が刻まれる仕組みが、40年越しに明らかになった。
「舌が肥える」を東北大が科学的に実証:味を思い出す訓練で甘味の微妙な違いを識別 東北大学の研究グループが、味を思い出す訓練により味覚が鋭敏になることを実証した。3日間の訓練で、微妙な甘味の違いを識別できるようになるという。