1万年保つガラスの記憶媒体。Microsoft「Project Silica」が目指す不変の記録 マイクロソフト リサーチが開発する、ガラス製アーカイブストレージの実現を目指す「Project Silica」が、科学誌Natureに論文を発表した。加速劣化試験による推定で1万年以上のデータ保存寿命を実証したこの技術は、記録媒体の歴史における新たな転換点を示している。
政治家の言葉は誰のもので、どこに残すのか 高市早苗首相の公式サイトからコラムが消えた。2000年から書き続けた約1000本の言葉の地層が、突然「File not found」に変わる。公人の言葉は、誰が残すのか。
日本では「正」の字。外国では?世界の画線法と「5」の謎 「正」の字、縦線、四角形。数を刻んで残す行為は文化ごとに異なる形をとりながら、なぜか「5」という同じ区切りに収斂する。記録の原初形態に宿る、手と脳の制約。
「誰が投票したか」は記録される。インターネット投票が迫る「秘密の放棄」 19世紀、秘密投票は「記録を残さない」設計で民主主義を守った。しかしデジタル時代、再投票を可能にするには記録が必要になる。インターネット投票の困難が浮き彫りにする、記録技術と自由の緊張関係。
記憶媒体の変遷史:洞窟壁画から半導体まで、忘却に抗う3万年の軌跡 人類は忘却に抗うために、記録技術を磨いてきた。石、紙、磁気、光学、半導体。記憶媒体の進化は、人類が過去をどう扱い、未来をどう構想するかを映し出す。
思い出を「選んで残す」脳の仕組み アストロサイトが記憶の安定化スイッチに 理化学研究所と九州大学の研究グループが、強い感情を伴う体験や繰り返された体験が記憶に残りやすい理由を、脳内のアストロサイトという細胞の働きから明らかにした。
ギリシャ神話はなぜ記憶の女神ムネーモシュネーと忘却の化身レーテーを生んだのか ギリシャ神話には記憶の女神ムネーモシュネーと忘却の化身レーテーが登場する。記憶は文明を支える力として、忘却は得体の知れない力として、神話の中に位置づけられた。
「ポリアンナ効果」が記憶を歪める 人の脳はネガティブな情報よりもポジティブな情報を優先的に処理する。この認知バイアスが記憶の形成を歪め、時に問題解決を妨げる。心理学が明らかにした「よかった探し」の光と影。
1月1日はどのようにして"1年の始まり"になったのか 1月1日が1年の始まりであることに、天文学的な根拠はない。地球の公転に起点はなく、季節にも明確な境目はない。それでも多くの国が同じ日を年初とする、その決定の歴史を辿る。